オンライン口腔外科学会
2020年11月19日
こんにちは。コロナ第三波が猛威を振るい始めましたね。
年に1度開かれる日本口腔外科学会総会も、今年は現地開催は断念、先週末にオンライン学会となりました。研修医から13年、欠かさず参加してきた学会で、お師匠や、先輩、同期や後輩と会える楽しみな学会だったので、すごく残念。。
私は学会認定の口腔外科専門医を取得しています。この資格を取得するには多くの診療経験、業績が必要で(要はちゃんとした先生のもとでたくさん手術して、論文書いて、ってことです)さらには手術のテストまであります。
自分が取ってきた資格の中では1,2の誇らしいものでもあります。
でも、別に持ってなくてもいいんです。持ってなくて手術うまい人だっています。じゃあなぜ、取得したのかと言うと。
研修医1年目の時、指導してくださったお師匠に(この先生は人格よし、手術うまし、の憧れでした。もちろん厳しかったですが)、
「サトシ、卒後10年の間に、専門医と学位は絶対に取れ。まずはそれがないと話にならん」と言われ、その時は専門医ってかっこいいなぁと思ったぐらいでしたが、この言葉を忘れず10年踏ん張り、約束通り10年までに両方取得しました。
今となって感じるのは、もちろん資格そのものがあることは大事ですが、資格を取得するまでに費やした10年の使い方そのものが、自分の知識や技術、考え方の根幹になっているなぁと。
何も目標がなければ10年なんてすぐに経っていたかもしれないなと思うと、当たり前かもしれないですが、目標設定は大事です。
お師匠に感謝の日々です。
オンラインもいいですが、早く現地開催の学会に参加できるようになってほしいものです。
暗くなるのが早いですね。医院の夕景です。